工芸作家4人が それぞれの感性で 光を紡ぐ
2007.9/6(木)〜16(日)  ギャラリー瑠な(名古屋市)

■蜂須賀保行 :
大学卒業後、学校やクラフト教室の講師を経ながら、旅に彷徨い、絵を描き、木工の腕を磨く。家具/水彩イラスト・2D/3D・写真/動画・デジタル/アナログ・有用/無用‥色々な探求の先に、面白くて新しい何かと、平凡な日常にある美しさを伝えたいと思っています。 現在フリーで様々な依頼・オーダーを承り制作中。 蜂須賀
■蜂須賀の展示品紹介 : 質問・意見などは投稿フォームへ 励まし他無関係なことでもお気軽にどうぞ。
木工家の作る まかない家具 SPF×SPF
PS101b
純情系日用家具
凝った作りでもなく材料もありあわせ‥でも本職が作る
確かな味を持つ“まかない”のような、
勝手重視のコンセプトデザイン。
媚び過ぎず理にかなう構造と装飾は
さらりとシンプル、小振りで軽やか。
SPF×SPF( Simple,Plain Furniture by Spruce,Pine,Fir )
というオリジナルブランドの新提案
錫の森 Zinn Wald
maharaja 2*2
貴品系大人積木
どれほど勇敢な想像力でさえ
“飽きる”という魔物の前には全くの無力だ。
  
その形状は全く平凡な物だが、
金属の輝きと艶やかな木目は目に嬉しく
触れる・積む・並べるだけで確かな喜びがある。
子供から大人を過ぎても尚、時を忘れて遊べる
錫の森(ツィンヴァルト)の積木。
 
** 光を紡ぐ にて作品をご覧頂きありがとうございました **
 
はちすかの作品についての意見・感想はフォームへお願いします。
購入・注文に関しても受け付け致します。(内容によっては要相談)
メールアドレスを忘れずにご記入下さい。
 
SPF×SPFシリーズ
 
 
【まかない (賄い)】 飲食店などで従業員が食べる為に作られる料理のこと。正式には「まかない料理」。略されて「まかない」と呼ばれることが多い。お客に出さないという性質から食材は安価で、比較的手間のかからない仕事中の身内向け料理。残りものや端材などを使い作られるが、同僚料理人である食のプロが口にする料理なので味には高い質が求められ、見習い中の料理人が修行の一環として作ることが多い。
店によっては料理長自ら作ることもあり、そこで作られたメニューが時に居合わせた客の口に入り、評判を呼んで看板メニューとして世に出るという、秀作・試作の場となることもある。
 
 
 
【SPF(エスピーエフ)】 カナダ・米国産が多く、黄白色でわりと軟らかい針葉樹類。スプルス属(唐檜・エゾ松)、パイン属(松)、ファー属(モミ)という木の英語頭文字を取ってつけられた略式名称でSPF材と呼ばれる。近年、日本において輸入量・使用量が大きく増えている建築用木材の一つ。
SPFには植物分類上3種からそれ以上の樹種が含まれているが、最たる生産場所になるカナダ〜北米地域ではこれらの混生する広大な生産森林があり、またそれぞれの強度や特性も非常に似通った樹種であるのでこれらを分別せずに“SPF材”と言って出荷・流通しているのが一般的。
出荷材木の断面インチ数(※)により1×4、2×4、2×6‥と規格サイズがあり、特に流通量が多いSPFの2×4を指してツーバイフォー材と呼ぶこともある。※実際のサイズは2インチ×4インチ(≒50mm×101mm)ではなく、38mm×89mmなので注意。
 
 
 
【荏の油(えのあぶら)】 エゴマ(荏胡麻)から採取される油。エゴマはシソ科の植物でゴマのような小さな種が実る。エゴマは古くからアジア全体で栽培され、種を炒って食用したり、種を絞って採取した油は灯明・食用したりと、日本においても広く使われてきた。現在の日本では「しそ油」「えごま油」(※)と言う名の方が有名。黄色透明で独特な匂いがある。※ごま油とは異なる。
木工ではオイル仕上げ塗装剤として使われ、そのままでも比較的乾燥が速いことで知られる(乾性油)。経年変化による日焼け色が早く出やすいと言われ、光沢ある仕上がりになるのが特徴。
 
 
【SPF×SPFシリーズ 原材料表示】
主要材
*PS1/PS2/PT1
SPF材(2*4)、シナベニヤ(厚さ9o)
*GT1/GB1
SPF材(1*4,2*4)、パイン集成材、フロートガラス(厚さ5o)
*GB1w
SPF材(1*4,2*4)、パイン集成材、フロートガラス(厚さ5o)、蝶番(真鍮)、ビス(真鍮,鉄)、フェライト磁石、鉄板
カリン・ブビンガ・アパ材など褐色系銘木(作品No末尾 k:カリン b:ブビンガ a:アパ)
塗装剤 荏の油
接着剤
酢酸ビニルエマルジョン 酢酸ビニルエマルジョン、クロロプレンゴム系溶剤形(微量)、シアノアクリレート系(微量)
※ベニヤ・集成材の製造に使われる接着剤は不明
構造材 コーススレッドビス(鉄/ユニクロメッキ)、ダボ(ブナ材)
※材料成分に何か疑問があれば作者までお尋ね下さい。
錫の森 Zinn Wald
それは積木。
 
カタチはどれも四角だけで、
積木としてはシンプルすぎる基本形。
 専門的な特徴を言えば
25mm基尺の四角ブロック。やや小さい。
 
カタチに他の特徴はありません。
 
余所の積木と違うのは、 その輝き。
 
木目の美しさに金属光沢、
確かな手応えを持つ質感。
触れるたびに感覚は刺激され、
飽く無き想像力を生む。
  
錫の森の積木に触れた瞬間、
これまでの積木は“ただの木片”に
見えてくるかもしれません。
 
触れる心地よさ 並べる面白味 積む快感 手にできるのは会場だけ!
 
独自に考案した方法で、天然木と金属錫を一体にしたブロックに。
カリン・ブビンガ・ケヤキなど色と木目の美しい銘木と、光輝く純錫(*)でできた新感覚の積木です。
積木遊びのほか、卓上のアクセント、ペーパーウェイトや組み合わせてカードスタンドなど用途は想像次第ですが、「意味も目的もなくただ触れて積む」という積木本来の楽しみを再び教えてくれる「錫の森の積木」です。
ブロック バリエーション
本品は自動機械(オートメーション)製造品ではありません。材料加工から仕上げまで、一貫して作者(はちすか)が手を介して制作しています。※1つ1つに大変手間のかかる製法となっています。
【錫の森 積木 原材料表示】
主要材 純錫(*)、銘木(カリン・ブビンガ・ケヤキ など)
【*使用錫成分詳細】
スズ純度:99.9%(地金)を使用し、スズ溶解時に鉄とステンレス器に触れているだけで他の有害とされる金属の追加混入はしておりません。使用しているスズ地金の成分詳細は以下の通りです。
 
錫:99.959% 鉛:0.0117% 砒素:0.0016% 鉄:0.0017% 銅:0.0002% アンチモン:0.0105% 亜鉛:0.0001% アルミ:0.0001% カドミウム:0.0001%
---------------------------
合計:99.985%
塗装剤 荏の油
 
錫は紀元前エジプト時代から人々に使用され、日本においても飛鳥・奈良時代に中国から伝来したと言われています。錫器の代表としては茶器や徳利が昔からあり、現代でも多くの食器類が生産されています。 
◆鉛など有害金属について
現在、日本には、金属製アクセサリー類等の鉛に関する規制などはありません。多くは米国消費者製品安全委員会(CPSC)が暫定指針とする鉛の含有量0.06%(600ppm)、溶出量175μg以下を基準値としています。
EU全25カ国で採用されているRoHS指令(電気・電子機器に含まれる危険物質の規定)では、有害金属の使用規制に鉛:0.1%(1000ppm)以下、水銀:0.1%(1000ppm)以下、カドミウム:0.01%(100ppm)以下、六価クロム:0.1%(1000ppm)以下 となっています。
社団法人日本玩具協会では「玩具に該当する金属製アクセサリー類等」に対する玩具安全基準として「ST基準:塗料 鉛の溶出基準値90ppm以下」を満たす製品にはSTマークを付与する措置がとられています。
 
本品はスズ地金においては上記基準を満たすものですが、仕上がり品の分析検査・溶出試験等はしておりません。金属スズは人体に有害ではありませんが、飲み込んだり、ずっと口に含み続ける等では金属の過剰摂取になり身体に害が出る場合あります。またアクセサリーや歯の被せ物など長期間肌に触れたままにすると、体質によっては金属アレルギー症状が出る場合があります。※一般的な積木の使用で問題になることはほとんどありません。
 
誤飲の恐れがある小さなお子様が遊ぶ時は大人が気をつけるなどして一緒に遊んであげてください。
※材料成分に何か疑問があれば作者までお尋ね下さい。

** 光を紡ぐ にて作品をご覧頂きありがとうございました **
 
はちすかの作品についての意見・感想はフォームへお願いします。
購入・注文に関しても受け付け致します。(内容によっては要相談)
メールアドレスを忘れずにご記入下さい。
 
>戻る
(C) 2007 Hachisuka Yasuyuki, All Rights Reserved.
inserted by FC2 system